明日へとつづく 道づくり 竹中土木

事業・技術

IH式舗装撤去

NETIS 登録番号 KT-100056-A

概要

電磁誘導加熱技術により、鋼床版を60℃~ 90℃に加熱しアスファルト舗装下面の接着層を軟化させることで、鋼床版の既設アスファルト舗装を効果的に撤去する工法です。

電磁誘導加熱技術とは

加熱コイルに高周波電流を流すと、強力な磁界が発生し、その磁界上に金属を置くと、電磁誘導によりうず電流が発生します。その結果、電気抵抗により金属自体が発熱する技術です。これはいわゆるIH(induction Heating:電磁誘導加熱)技術であり、家庭で使用するIH 調理器と原理は同じである。

電磁誘導加熱技術

特長

  1. 鋼床版を60℃~ 90℃前後まで加熱すると、鋼床版と舗装の界面にある防水層や接着層が軟化し、アスファルト舗装を容易に剥離・撤去できます。
  2. 騒音・振動・粉塵の発生を大幅に抑制できます。
  3. 鋼床版を傷つけることなく、剥離・撤去が可能です。
  4. ハツリ作業の低減により省人化が図れるため、施工時の安全性が向上します。

IH式舗装撤去状況

IH式舗装撤去状況

添接版撤去状況

撤去状況

撤去状況

撤去したアスファルトの裏面

撤去したアスファルトの裏面

撤去後の鋼床版

撤去後の鋼床版

施工能力

添接版無しの施工(幅員3.5m 舗装厚8cm として)1時間あたり40㎡

添接版有りの施工(幅員3.5m 舗装厚8cm として)1時間あたり30㎡

機械の仕様

項目 性能
1 型式名称 1号機
2 自重 約11.0t
3 施工速度 0.1〜0.9m/min
4 寸法(L×W×H) 8,100×2,400×2,500mm
5 走行装置型式 クローラ式
6 発電機出力 150KVA
7 電磁誘導加熱装置
コイルパネル数
600×1,200mm:3基
700×1,200mm:2基
8 インバータ電力 20KW×5基
9 冷却水循環装置タンク容量 約42ℓ

IH式加熱機(1号機)

IH式加熱機(1号機)

項目 性能
1 型式名称 2号機
2 自重 約11.8t
3 施工速度 0.1〜1.0m/min
4 寸法(L×W×H) 8,800×2,450×2,650mm
5 走行装置型式 クローラ式
6 発電機出力 150KVA
7 電磁誘導加熱装置
コイルパネル数
600×1,430mm:5基
8 施工幅員 1.4〜4.0m
9 インバータ電力 20KW×5基
10 冷却水循環装置タンク容量 約42ℓ

IH式加熱機

IH式加熱機(2号機)

施工手順

(1)舗装版切断

剥取る施工個所の左右および起点・終点側には、必要に応じて鋼床版を傷つけないように舗装版切断を行う。

舗装版切断

(2)施工起点側の口開け

剥取り機械のバケットの爪が容易に入るよう、施工起点側を時間をかけて十分に加熱する。
加熱の説明図

施工起点側の口開け

(3)鋼床版加熱・撤去

鋼床版を60℃~ 90℃前後まで加熱すると、鋼床版と舗装の界面にある防水層や接着層が軟化し、アスファルト舗装を容易に剥離・撤去できます。

鋼床版加熱・撤去

(4)舗装版積込み

撤去した舗装版をダンプに積込み、運搬する。

舗装版積込み

(5)完了

舗装版を撤去・運搬後、ハンドスイーパーやほうき等で清掃。

鋼床版加熱・撤去

施工実績

第十二回国土技術開発優秀賞を受賞

第十二回国土技術開発優秀賞を受賞

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